平成20年 Ⅰ 記述問題 小問題 必須

2.1)腰部脊柱管狭窄症に特徴的な症状の神経性間欠跛行と閉塞性動脈硬化症などの血管性の間欠跛行の鑑別を下記の点で記述せよ.

 1.歩行時の姿勢(前屈位)との要因

 2.疼痛(けいれん性)の有無

 3.異常知覚(痺れ,冷感,灼熱感)の有無

 4.運動,知覚障害,時に排尿障害の有無

 5.下肢動脈拍動について

 6.足チアノーゼの有無

⇒ 
平成20年度日本ペインクリニック学会 ペインクリニック専門医試験問題および模範解答例


 

参考文献)ペインハンドブック p116-118 Q26腰部脊柱管狭窄症と下肢循環障害の鑑別のポイントを教えてください



間欠跛行を呈する腰部脊柱管狭窄症と下肢循環障害の鑑別のポイント


間欠跛行 鑑別ポイント

この問題は予想が的中した問題です.ペインハンドブックのp117に「Q26 腰部脊柱管狭窄症と下肢循環障害の鑑別のポイントを教えてください」という項目があります.その内容を表にしたのが一番最初の表になります.平成12年度の大問題(選択)1-2)に「腰部椎間板ヘルニアと腰部脊柱管狭窄症の鑑別診断を述べよ」という問題があります.ペインハンドブックp116から118を読めば,間欠跛行を呈する疾患として
腰部脊柱管狭窄症と下肢循環障害の鑑別が問われるだろうということは想像に難くありません.